About this song
As the first-train bell reaches a pale morning, only the sound of the door he closed remains in the room. A sleepless sofa, a half-finished glass of water, rain over the Kanda River, and lights beneath the bridge reflect an unspoken love and a goodbye that came too soon. Words trapped by the final kiss are gently left in a corner of the white morning, while one female vocal and a single acoustic guitar trace a quiet step toward healing.
Lyrics
始発列車の発車ベル
遠くの空から届くころ
君が閉めたドアの音
部屋の静けさに沈んでいった
眠れないソファには
夜のしわが残り
飲みかけの水だけが
わたしの心を知っていた
好きだと言えば壊れて
さよならには早すぎて
名前のない沈黙を
ふたりで抱いていた
やさしい嘘の端を
指でなぞるみたいに
言葉になる手前で
朝が先に来た
朝の余白に 君がにじんで
消えたはずのぬくもりを
まだ探してしまうよ
この手の中で
キスが言葉を閉じ込めた
あの夜のまんなかで
言えないままの好きだけ
白くほどけてゆく
ゆうべのKanda gawaで
細い雨が残って
橋の下のあかりを
ふたりで見ていたね
帰ろうかと言う声も
帰らないでという声も
水の音にまぎれて
胸に落ちていった
ほどけそうな手の中
ぬくもりだけ淡くて
見つめ合えば泣きそうで
空を見上げていた
平気なふりをするほど
君が遠くなるから
最後のキスのあとで
時間だけが止まった
嫌いになれば 楽になれたね
だけど君の横顔は
まぶたの奥に残って
今もきれいなまま
終われないまま 朝になってく
恋と呼ぶには静かな
余白だけが残ってた
白い光の中
明るいほどに 胸が痛くて
窓の向こうの街さえ
君がいないだけで
いつもと違って見えた
終わりじゃないと 言えないままで
君のいないこの朝を
ひとりで息していた
朝だけが明るくて
もう一度だけ 呼べたなら
何を伝えたんだろう
好きでもなく さよならでもなく
ただ君を見ていた
欠けたままのこの恋を
ふれたら壊れそうな心を
白い朝の片隅に
そっとやさしく置いてゆく
朝の余白に 君を残して
振り向かずに歩き出す
涙も連れてゆく
白い街へ
キスが言葉を閉じ込めた
白い朝にほどけた
欠けたままの恋だけ
やさしい光になった