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まだ行かないで、夏
カーテン越しの真夏、汗をかく麦茶、開いたままの宿題、蝉の声、自転車で抜ける午後の風。何でもなかった夏休みの日常が、終わりが近づいた途端にかけがえのない時間へ変わっていく。「まだ行かないで、夏」「まわせ、まわせ、この夏を」という反復に、夕立の道や公園、夜風、涙まで全部連れてもう一度夏を続けたい気持ちを重ねる。楽しい日だけではない季節そのものを抱きしめる、夏の終わりの青春歌。
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カーテン越しの真夏、汗をかく麦茶、開いたままの宿題、蝉の声、自転車で抜ける午後の風。何でもなかった夏休みの日常が、終わりが近づいた途端にかけがえのない時間へ変わっていく。「まだ行かないで、夏」「まわせ、まわせ、この夏を」という反復に、夕立の道や公園、夜風、涙まで全部連れてもう一度夏を続けたい気持ちを重ねる。楽しい日だけではない季節そのものを抱きしめる、夏の終わりの青春歌。
カーテン越しの真夏、汗をかく麦茶、開いたままの宿題、蝉の声、自転車で抜ける午後の風。何でもなかった夏休みの日常が、終わりが近づいた途端にかけがえのない時間へ変わっていく。「まだ行かないで、夏」「まわせ、まわせ、この夏を」という反復に、夕立の道や公園、夜風、涙まで全部連れてもう一度夏を続けたい気持ちを重ねる。楽しい日だけではない季節そのものを抱きしめる、夏の終わりの青春歌。
カーテンの向こう まだ真夏 冷たい麦茶が 汗をかく 宿題ひとつ 開いたままで 八月だけが 先へ行く 窓から聞こえる 蝉の声 昨日と同じ 青い空 なのに風だけ 少し涼しく 夏の終わりを 知っている 自転車で抜けた 午後の風 昨日より少し 遠くなる 終わりなんて まだ言わないで ねえ もう一周して帰ろう まだ行かないで 夏 まだ蝉は 鳴いているのに もう一日だけ ここにいて この夕陽を まだ消さないで まわせ まわせ この夏を 空まで届くくらいに 何もしなかった 今日までさえ 終わるとなぜか 愛しくなる ああ ああ ああ ああ まわせ まわせ ああ ああ ああ ああ まだ終われない 夕陽も風も ぜんぶ連れて まわせ まわせ もう一回 ああ ああ ああ ああ まだ行かないで 夏 夕立のあとの 道を行く 濡れたアスファルト 空を映す 何度も通った この公園が 今日は少しだけ 遠く見えた プール帰りの 子どもの声 なんでもなかった 帰り道まで 今日はなぜだか 振り返る 夏休みだけ 急いでる 「また来年」って 簡単なのに 今夜はなぜか 言いたくない 消しゴムのかす 払うたびに 八月がひとつ なくなってく まだ行かないで 夏 時計だけが 急いでるみたい もう一回だけ 夏をしよう 窓を開けて 夜を呼ぼう まわせ まわせ この夏を 星まで届くくらいに 退屈だった あの午後さえ 今ならぜんぶ 宝物だ ああ ああ ああ ああ まわせ まわせ ああ ああ ああ ああ まだ終われない 夜風も涙も ぜんぶ連れて まわせ まわせ もう一回 ああ ああ ああ ああ まだ行かないで 夏 泣いた日も 笑った日も 予定のない 昼下がりも きらきらしてた わけじゃない それでも全部 夏だった 明日になれば 同じ街で 同じ朝が また始まる 終わることまで 抱きしめたら 少し大人に なれるかな まだ行かないで 夏 終わることくらい わかってる だから最後は 笑っていたい 涙もぜんぶ 風にして まわせ まわせ この夏を 最後の風が 止まるまで 楽しかった日だけじゃない 全部まとめて 夏だったんだ まだ行かないで 夏 まだ蝉は 鳴いているのに もう一日だけ ここにいて この夕陽を まだ消さないで まわせ まわせ この夏を 空まで届くくらいに 何もしなかった この夏さえ 今ならちゃんと 愛してる まだ行かないで 夏 明日が来るって わかってる だからもう一回 夏をしよう 夕陽のなかで 笑っていよう まわせ まわせ この夏を 最後の風が 止まるまで 終わってしまう その瞬間も きっと僕らの 夏になる 0時を過ぎても 蝉はまだ鳴いてた 夏休みだけが